昨日、この教室の卒業生が関根金次郎館で行われた宝珠花小僧杯で優勝しました。彼の将棋に携われたことを嬉しく思います。

Ｎ君は昨年の夏から秋似移り変わる頃、５年生の時にこの教室に来ました。まだ将棋を覚えて1カ月でした。それからメキメキ力をつけ、５年の終わりに三段になりました。これは私の指導の力ではなく、彼の努力の賜物です。私はＮ君とお父様にもっとレベルの高いところで実力を磨いた方がいいと進言しました。

先月にもＮ君が遊びに来てくれましたが、その時の対局した印象ではさらなる成長を実感しました。しかし、将棋を始めて１年半足らずの短期間にこのような立派な大会で優勝できるとは。彼の才能も有りますが、本人の努力、お父様が物凄く協力的だったことなど要因は色々あるでしょう。

私の教室は初心者から中級者までですが、Ｎ君も入会時は初心者と中級者の間ぐらいでした。だからこれは奇跡なのだと思います。こうした喜びもあれば、将棋が得意でない子（方）が少しずつ覚えていくことにも喜びを感じます。肝心なのはその子（人）なりに楽しみながら実力を上げていくことだと思います。

Ｎ君、優勝おめでとうございます。