女性初のプロ棋士は持ち越し
将棋のプロになるためには奨励会という関門を通過しなければなりません。奨励会は三段まであり、そこでリーグ戦を行い成績が優秀だった2人だけが四段に昇段し、晴れてプロ棋士になることができます。
奨励会三段の西山朋佳さんは今回のリーグ戦で女性初のプロ棋士になるチャンスをつかみました。最終日も連勝し、14勝4敗という好成績を残しましたが、惜しくも3位でわずか一歩届きませんでした。今を時めく藤井聡太七段でさえ13勝5敗でしたから、いかに西山さんの成績が素晴らしいかがわかります。西山さんがプロ棋士になれば、自分も将棋を指してみたいと思う女性も確実に増えたと思われます。そう考えると残念ですね。
西山さんは現在24歳。奨励会には年齢制限があり、26歳になると退会しなければなりません。女流棋士として活躍している里見香奈さんも三段まで昇段しましたが、年齢制限によって残念ながら退会となりました。西山さんがリーグ戦に参加できるのはあと3回。厳しいですが、残りの機会を生かし、ぜひプロ入りを果たしてもらいたいです。それが確実に普及にもつながると私は思います。
今日のブログは教室とはあまり関係ありませんが、せっかくホームページを立ち上げたので、こうした将棋の話題も遠くの地域の方にも読んでいただきたいと思い、今後も書く予定でいます。将棋は難しい面もありますが、楽しさもあります。これから西山さんも里見さんのようにプロ棋戦で登場することが増えてくると思うので、ぜひ注目してほしいです。女性が将棋を始めるきっかけになればと思っています。